マグネシウム

糖尿病予防とタウリン

魚介系の食品類に多く含まれるアミノ酸の一種としてタウリンがあります。
栄養ドリンクにも配合されていることがあり、よく目にする成分ともいえます。
タウリンはヒトの体内にも多く存在し、心臓や肝臓、網膜などの重要な臓器に存在していることがわかっていますし、実は、糖尿にも深い関係があるという事がわかっています。

このタウリンという成分ですが、生活習慣病予防や改善につながる成分として注目されています。
魚介にはドコサヘキサエン酸やエイコタペンタエン酸などの有用なω-3系の脂肪酸が含まれているため、高血圧予防、動脈硬化予防になるといわれていますが、糖尿にも深い関係があるのです。

糖尿病の方にとって、インスリン分泌、またインスリン抵抗性を改善するということが重要になりますが、タウリンはインスリンの分泌を促進する働き、さらに血糖値を低下させるという働きがあるのです。
タウリンを摂取すると膵臓の機能が高まります。
インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。
膵臓の働きが良くなることでインスリン分泌が促進され、糖尿病改善、予防に効果的な成分として知られるようになりました。
糖尿病予備軍の方の中には肥満体の方もいますが、こうした方々は血液内のコレステロール値が高く、動脈硬化から脳梗塞などのリスクも高くなりますが、タウリンは胆汁酸の分泌促進という働きも持っているため、脂肪分解やコレステロール減少にも役立つ成分です。