マグネシウム

糖尿病予防とマグネシウム

糖尿病の研究は様々なところで行われていますが、最近注目されているのが、マグネシウムの摂取と糖尿病の関係です。
もともと、マグネシウムと糖尿に関しては、2型糖尿病の発症リスクの中で関係があるといわれていました。
実は現代の日本人は、諸外国と比較するとマグネシウム含有食品の摂取が少ないといわれえています。

糖尿病は以前、贅沢病と呼ばれている時期がありました。
食べることに苦労がなくなり、食事内容がだんだんと欧米化していく中で、糖尿羅漢数が多くなったことが知られています。
お米を誰もが食べられるようになり、麦や雑穀などを食べなくなった1968年代以降、急に糖尿を患う方が多くなってきたのです。

糖尿の研究を進める研究機関や医療機関では、麦や雑穀に豊富でお米に少ない栄養素は何か?と調べてみたところ、マグネシウムが浮上してきたのです。
もちろん、脂質や塩分が多い食事は糖尿病へのリスクを高めますが、それ以上に、マグネシウムの摂取量が少ないのは糖尿病の発症リスクを向上させるという事がわかってきたのです。

マグネシウムはミネラルの仲間で、インスリンの働きをサポートする作用を持っています
食べ物を食べると腸からブドウ糖が吸収され血液内に溶け込みます。
インスリンが細胞に働きかけ糖が細胞に取り込まれることで血液内の糖バランスが保たれているのです。
マグネシウムはブドウ糖が細胞に取り込まれる際に働く酵素「チロシンキナーゼ」の働きを控除す焦るほか、インスリンへの働きかけを行いインスリンの働きが活発になる事で細胞に入りやすくしてくれます。
つまり、糖代謝を助ける栄養素となるのです。